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「ぱたのうち」でかなり頻繁に話題にのぼる質問について参考になる本を紹介します。実際、かずぞうもこういった本を見ながら回答のレスをつけることが多かったです。
●国際結婚と法律(特に日本の法律に関するもの)
書名:「国際結婚ハンドブック・第3版:外国人と結婚したら・・・」
編著者:国際結婚を考える会編著
出版社:明石書店
ISBN 4-7503-1306-8
お値段:2000円
とりあえず、国際結婚を考えている人(そしてもうしちゃった人も)のバイブル的存在といっても差し支えないのではないでしょうか。特に結婚後日本在住(予定)の人、結婚後の改姓やお子様の二重国籍問題に悩む人、アメリカの市民権取得を考えている人(日本への再帰化の情報あり)そして日本の国籍法について基本的な知識を得たい人には「必携」本と呼ばせていただきましょう。
第3版が出た直後はしばらく見つかりにくくなってしまったので、だったら類似の本を買おうと思って日本でかなりいろいろ見ましたが、いいのがないんですよね。やはりこの本の情報の量と質(体験談や、独自の調査結果などがたくさんある)は他の追随を許さんということを痛感しました。ちょっと大きい本屋さんの、「女性学」や「法律」のコーナーにあります。しかしなぜ「女性学」(「女性問題」としてある本屋もある)なんだろうか・・・国際結婚は女性だけでするもんでもないと思うんですけどね。
ちょっと字が多くてやだな、と思われる向きには「イラスト版」もあります。ただしこちらは一つ古い「第2版」と同じ内容です。
●国際結婚カップルのバイリンガル教育に関するもの
書名:Growing up With Two Languages: A Practical Guide
著者:Una Cunningham-Andersson and Staffan Andersson
出版社:Routledge
ISBN 0-415-21257-X
お値段: $14.99
ご覧の通り、洋書です。しかし和書でこれに匹敵する内容のものをかずぞうは知りません。この本の何がいいかというと、バイリンガル教育の「理論」(はっきりいって確立していません)とかではなくって、著者や他のたくさんの国際結婚カップルの「体験談」が満載だということです。
バイリンガル教育というのはやっぱりひとくくりにできるものではなくって、100人の子供さんがいれば100通りのパターンがあるといっても過言ではないわけです。この本にも書いてありますが、同じ家庭の兄弟姉妹でも同じパターンで反応するとは限らないのです。そこでおすすめしたいのは、成功例も失敗例も、とにかくたくさんの「実例」を見聞して、ご自分の家庭環境と重なる部分を見出して参考にする、という考え方です。そういう見地から見ても、この本はかなり使えると思います。
一般の人が陥りやすい「父親がA語、母親がB語を話せば子供は勝手に両方おぼえるさ」という「One Parent -One Language」メソッドの問題点(たいていの場合は効果がないばかりか子供さんの精神的負担になることもあり)も丁寧に説明してあります。また、7章のバイカルチュラル問題(ニつの文化で育つことについての問題です。著者によるとバイリンガルの問題よりも厄介)などは、かずぞうも読んでみて「目からうろこが落ちる」体験をしました。ほんとに、言葉のことは問題の一部にすぎないことがわかると思います。
日本語+英語のカップルについては、アメリカ在住と海外在住の両方のご家庭の体験談が載ってますので「ぱたのうち」ビジターの方々にもおすすめ。とにかく、妊娠がわかったら即読んでいただきたい本です。もちろん夫婦の両方に読んでいただくのが理想的ですが、英語の読める方の親が読むだけでもいいことあると思います。アマゾンなどのサイトでは割引価格で買えるそうです。
●ビザ一般
書名:「アメリカ・ビザを取ろう!」
編者:インターカルチュラルグループU.S.A.編
出版社:アスペクト
ISBN 4-7572-0721-2
お値段:1800円
国際結婚している人を特にターゲットにした本ではありませんが、移民ビザ・非移民ビザの両方についてかなり具体的で使える情報がうまく整理されています。コラムに入っている体験談が特にグーです。国際カップルの中でも非移民ビザ(学生ビザ・就労ビザなど)の取得を考えている人もいると思いますし、移民ビザをとった後でもアメリカのビザの知識は決してあって損にはなりません。また、「アメリカ入国とその後」「在米日本人とアメリカの法律」(特にアメリカの税制や医療制度の解説などは初心者に役に立つはず)「海外在住者と日本の法律」(国籍法、相続税、日本の年金のことなど)と、渡米時+渡米後にも使えそうな情報がてんこもりです。
ぱた注:この本に「21歳以下のアメリカ人と結婚しても婚姻ベースの移民ビザ/永住権は取れない」という記述があるそうですが、それは誤りです。もちろんアメリカ人の法的な配偶者であれば、移民ビザも永住権も当然取れます。なので若い配偶者/婚約者をお持ちの方、この本を読んで心配致しませんよう。 |